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オゾン層破壊と地球温暖化

弊社では自社で建物の電気配線工事やエアコンの取り付けも行っています、弊社には私を含め「第2種電気工事士」が3名いるので大工工事を進めながら同時に電気配線工事やエアコン冷媒管の「先行配管」も並行作業出来るのも自慢の一つです。

先日,建築士の試験勉強をしている若い社員との会話の中で試験の「過去問題」 の話題でエアコンの冷媒に関する話になりました、建築士の試験によく出る設備環境の出題問題で、「代替フロンはオゾン層の破壊係数は低いが地球温暖化係数は高くなる」という問、専門的に学ばないと意味が解りにくく試験勉強の頃には軽く流して覚えた問題ですが、簡単にひも解くと以下のような内容になります。

冷媒」にはフルオロカーボン、日本では(フロンガスと呼ばれます)が使われているのは皆様ご存知の事だと思いますが、この「特定フロンCFC」類は開発当初は無味無臭で人体等には影響を与えない夢の物質として長く使われていましたが、後に「炭素・水素・フッ素」類で構成されたCFC類は大気中に放出された後、紫外線で光分解され「塩素ラジカル」と言う物質を放出し大気中のオゾンと化学反応を起こしてオゾンを分解し、更に一酸化塩素原子と酸素に分解された一酸化塩素原子は、またもや周りのオゾンと反応し、元の塩素ラジカルに戻るという最悪な悪循環を繰り返えし続け、そしてオゾン層が破壊されて出来たオゾンホールからの紫外線により皮膚がんを発病したりと、人体に多大な悪影響を及ぼす物質である事が解り「ウィーン条約やモントリオール議定書」等により「特定フロンCFC」は1995年に製造が中止になり、そして代替えフロンとして使われて来た、「代替フロンHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)」はオゾン層の破壊係数は低いものの、地球に熱をため込んでしまう温室効果が非常に高く、地球温暖化係数は二酸化炭素の10000倍にもなる事から2020年に製造中止になる冷媒なのです。

そして現在多くに使われている「新代替フロンHFC(ハイドロフルオロカーボン)」はオゾン層の崩壊係数、地球温暖化係数はHCFCよりはかなり低く、中でもR410冷媒の中にR125と1:1で混合使用されていた「R32」という冷媒は単独では混合の場合に比べ地球温暖化係数が約68%も減少になりますが「微燃性で裸火に触れると有毒性のガスを発生するなどの注意が必要な物質なので、その事を注意すれば、設置作業やガスチャージが容易に行えることから現在では殆どのメーカーがR32単独冷媒に変更して来ています。

元々地球の上空に存在するガス類は、太陽光等で暖められた地上や大気中の熱を上空の二酸化炭素や窒素等の程よいガスの層で包み込み保温している事から地上に生物が生きて行ける温かさを保ってるのですが、私たち人間が生活をしていく中で排出されるガスの量に自然界の処理が間に合わず年々温暖化している事から、近年「京都議定書」が宣言され、地球温暖化対策として二酸化炭素やメタン系、フロン類、その他等の物質が先進国では排出量削減の対象になりました。

また、地球は温暖化ではなく、逆に氷河期に向かいつつあるというとても興味深い説をデータを基に教えてくださる武田邦彦先生の番組を拝見したことがありますが解りやすい説明についつい見居てしまいました。昔私も試験勉強をしていたころ、いつも疑問に思いつつ、試験に必要な知識を習得する中でついつい簡単に流してしまった疑問だったのですが、今こうして自分が職業として扱うようになり、教科書を見直して、やはり日々勉強は大切だなーと改めて実感しています。