横須賀市「田浦梅の里」Ｔ様邸

横須賀市内から１６号線を横浜方面に向かいトンネルを抜けて田浦の山間を縫って入ると梅林の山が見え、そこから小川沿いの坂道を進むと山のふもとにＴ様邸が見えてきます。

 Ｔ様邸は道から延びる長いタイル張りのアプローチと、庭の芝生や裏山の緑に囲まれたベージュ色の外壁が特徴です、また南向きの大きな太陽光発電設備は私の設計したエネルギー計算以上に発電量が多く、今回のゼロエネルギー住宅に大いに貢献しています。

Ｔ様が購入した敷地は前面道路の途中一か所だけが軽自動車しか通れない場所があり、そのため解体材や建築資材を大通りで一旦積み替えて運搬し、何よりも大変だったのは、コンクリートミキサー車が入らないため、基礎のコンクリートを運ぶのに、２００ｍほど離れた大通りに止めたミキサー車から軽自動車に生コンを積み替えて２日間で往復２００回も運搬したことでした。

 今回も近隣の皆様の応援と、私達みんなが力を合わせて造り上げた「田浦梅の里の家」です。ギリギリまで打ち合わせや変更を繰り返し、T様のご希望がギッシリと詰まったお家になりました。

★古い井戸を活用した庭のスプリンクラーもT様のアイディア★

お引き渡し後に伺ったT様のご感想は「この家の冷暖房の保温力はスゴイヨ」でした。